2025年8月26日火曜日

白内障の手術

手術アニメーション(英語ナレーション)】

< 一般的に信じられていること >

  水晶体の代謝はほとんど行われていない。

それで、一旦水晶体が濁ると復帰できることは

ほとんどないと考えられている。

そのために、唯一できることは進行を抑えること。

生活に支障をきたすようであれば

傷んだ水晶体を取り除き代わって

人口のレンズを入れるという簡単な手術を受ける。

人口のレンズであれば遠近調整が

できなくなるので、メガネで足りないところを補う。

最近では鮮明度は失われるものの

遠近両方を見れるレンズもある。

以上が一般常識である。

< 術後の問題点 >

 手術によって視力が回復して

車の運転や目を使う仕事などができるようになる。

老後の人生には大きい。

が、後遺症の術後白内障の発症は5年で20%にもなる。

発生比率の長期にわたる追跡がなされるに至っていないが

長期にわたって術後白内障が発生することは

報告されている。比率が変わらないとすれば

70才で手術をした人の80%は90才になるころには

ほとんどの人がこの後遺症になってしまう。

< 自身の水晶体を保つべき >

 上記を考慮すると

やはり、可能な限り自身の水晶体を

保つことが望まれる。

具体的には〈紫外線対策〉と〈水晶体の糖化防止対策〉。

二つが必須!

〈紫外線対策〉としてはサングラスなど

紫外線カットのメガネの着用。

〈水晶体の糖化防止対策〉としては

適切な〈糖質制限食〉の実行。

これは食生活全般を見直す必要が出てくるために

簡単ではない。

けれども、癌・認知症・脳疾患・心臓疾患予防など

現代の問題の疾患に対して決定的なので

実行すべき!!


 

白内障手術予後&後遺症

< 白内障手術後予後 >

 通常良好。多くの場合、手術の翌日から数日以内に視力が回復し、2週間程度で安定しかし、レンズの種類や合併症の有無、個人の目の状態によって、視力の安定には1ヶ月程度かかる場合も。

< 後遺症 > 

1.後発白内障

術後5年で20%発生。それ以降にも発生するが統計データーはない。

手術で入れた現愛レンズが入っている水晶体後嚢()の細胞が増殖するために濁る。

レーザーを用いて混濁した水晶体嚢に穴を開け、視機能を改善。外来通院で治療可能。

術後眼内炎

早期の発見と治療が必要で、放置すると失明の危険性。

2,000〜3,000例に1件程度

  • 術後の眼内細菌感染。最も重篤な合併症
  • 手術による角膜への影響で角膜内皮細胞が減り、角膜が濁る。
  • 4.眼内レンズの脱臼・偏位
  • 挿入された眼内レンズがずれたり、落下したりする場合があり。
  • 5.その他
  • 術後高眼圧、眼底疾患の悪化、術後の炎症の再発などが報告されている。

2025年8月25日月曜日

多焦点レンズ

 多焦点レンズとはレンズを下記のように細工して網膜上に近くや遠くの像を結像させて、脳が必要に応じてどれかの像を読み取る。脳が慣れるのに1~6月ほど必要。
 < 種類 >
 回折型多焦点レンズ レンズ表面に同心円状の溝を作ることで遠近を振り分けた像を網膜に結像させる。
 屈折型多焦点レンズ 屈折率の異なる領域をレンズ内に配置して遠近を振り分けた像を網膜に結像させる。
 ピンホール型多焦点レンズ レンズにピンホールを配置して遠近の像を結像させる。
 < 多焦点レンズの利点 >
 メガネ着用を減らすことができる。
 < 多焦点レンズの欠点 >
 暗いところでの視力の低下。車の夜間運転は無理?!
 短焦点レンズよりは確実に鮮明度は劣る。
 光をまぶしいと感じたり、コントラストが落ちたりする。


短焦点レンズ

  近くに焦点を合わせたレンズと

遠くに焦点を合わせたレンズがある。

近くに焦点を合わせたレンズを装着した時に

遠くを見るためには近視用のメガネを着用。

遠くに焦点を合わせたレンズを入れるときに

近くを見るためには老眼用のメガネを着用。

< 利点 >

★ 得られる像は鮮明。

  画家など精密な仕事をする人には適す。

★ 暗さにも強い。グレアなども少ない。

★ 緑内障などの他の疾患を持った人に適す。

★ 老人に適す。

★ 安価で実績豊富で安心感あり。

< 欠点 >

 焦点合わせができなくなるので

上記のようにメガネを着用して補うことが必要。

【参照:短焦点レンズにしっかないメリット!

2025年8月24日日曜日

効果のあった複視矯正トレーニング

  PC画面上で毎朝のツーティーンとして

実行している複視解消トレーニング

 画面との距離で、左右の像合わせがうまくできたり

できなかったり。

上目遣いや下目遣いで左右の像の合わせやすさが変化。

左右の像が近づくと大きく、離れると小さく見える。


高濃度炭酸泉で良くなった視力

  今週は近くの銭湯に行って 高濃度炭酸泉に二日ほど浸かった。 目的は最近問題を感じている リンパの流れを良くするため。 炭酸泉の温度が低くぬるま湯状態。 それで、30分/1回で2回も浸かることができた。 計一時間。  炭酸泉に浸かった翌日の散歩。 遠くの景色がくっきり見える。 ...