< 原因 >
涙の分泌減ることとされているが、本当の原因は目やにの分泌が減ること。
目やにの主成分は角膜上皮細胞で作られる〈ムチン〉これが角膜を保護している。
不足すると、ドライアイになる。涙だけではすぐに乾燥して目の保護には
ほとんど役には立たない。
【 ムチンとは、動物の粘液を構成する主成分である、
糖とタンパク質が結合した〈糖タンパク質〉の一種。
体内の粘膜を覆う。
涙、唾液、胃液などに含まれる。
<ムチンの主な働き>
粘膜の保護:胃や腸、気道などの粘膜を、消化酵素や病原菌から保護する。
保湿:涙に多く含まれ、目の角膜表面を潤し、ドライアイや眼精疲労を防ぐ。
肝臓や腎臓の働きを強化する。不足すると肝臓や腎臓の働きが低下する。
バリア機能:ウイルスや細菌などの病原体が粘膜に付着するのを防ぐ。
体内に侵入するのを阻む。
異物除去:病原体やホコリなどを捕らえて、体外に排出。
<ムチンの不足と病気>
ドライアイ:目の乾燥や不快感を引き起こす。
胃炎・胃潰瘍:胃粘膜のムチンが減ると、
胃酸によるダメージから胃壁を保護するバリアが弱まり、
胃炎や胃潰瘍のリスクが高まる。
がん:癌細胞ではムチン遺伝子の発現が変化することがある。
がんの診断や治療との関連が研究されている。】
【 目やにが出過ぎるとき
通常は少量
膿のような目やにが出る場合は細菌感染の可能性。
サラサラした目やにはウイルス感染の可能性。
目やにとは
涙に含まれるムチンという物質がこれらを絡め取り、目やにとして排出。
ムチンが角膜を保護しているので少なすぎても問題。
夜間はまばたきをしないため、涙による洗浄効果が弱まり、
朝に目やにがたまりやすくなる。
目やには、目の老廃物、分泌物、細菌などが混ざったものが含まれる。
これらが異常に増加するのは問題。
以下のような目の病気が考えられる。
結膜炎:
細菌性結膜炎:黄色くネバネバした、あるいは量が多い目やにが出ることがある。
ウイルス性結膜炎(はやり目):サラサラとした目やにが出ることがある。
ドライアイ:透明や白っぽい目やにが出ることがあります。
アレルギー:アレルギー性結膜炎の場合も、透明や白色の目やにが出ることがある。
<眼科を受診する目安>
量が多く、性状(色や粘度)が普段と異なる目やにが続いている場合。
活動している日中でも目やにが出てくる場合。
目やにだけでなく、目の痛みや充血などの症状がある場合。
】
私の体験
〖 今から25年ほども前の50歳の時からジョギングを始める。
還暦を数年過ぎたころから、ジョギング中に汗が目に染みるようになる。
目を開けられないので、ハンカチで汗をぬぐいながらジョギング。
虹視症にもなる。ビタミンAを補給するために鶏のレバーなどを取り始める。
結果涙が良く出るようになる。けれども、汗が沁みることは解消しない。
後期高齢者になり足がむくむようになった。脂肪の代謝が衰える。
それで、卵・乳製品をやめ、酢を毎日大さじ一杯ほどを摂るようにすると
〈目やに〉が出始めた。それとともに汗がジョギング中に目に染みることも
なくなった。
目やにとは眼脂とも呼ばれる油脂を含んだ成分。これが角膜を保護している。
つまり汗などをはじいて目を保護している。
角膜表面の元眼脂である〈目やに〉が出なくなることでドライアイになっていた!
〗
問題の一般的解釈
【 ドライアイ
涙の分泌量不足や涙の質・バランスの乱れによって目の表面を潤す涙が不足し、角膜や結膜が乾燥して傷つくことがある病気。
主な原因にはPCやスマホの使いすぎによるまばたき減少、空気の乾燥、コンタクトレンズの使用、加齢など。不快感や痛み、視力低下を招くことがあります。
症状が続く場合は、涙の質を改善する点眼薬、涙点を塞ぐ涙点プラグ、生活指導など専門的な治療が可能な眼科を受診することが大切。
】
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