老眼

 < 原因 >

1.水晶体が硬くなる

 人体のたんぱく質は年齢とともに

酸化・糖化のために硬くなりもろくなる。

水晶体の主成分のクリスタリンたんぱく質が

硬くもろくなり柔軟性を失う。

特に問題なのはクリスタリンたんぱく質の糖化。

これは、白内障の原因にもなる。

が、老眼に現れるのが先。

白内障の前駆症状は暗いところでの

視力の低下。車の夜間運転に問題!

【アミノ酸がつながったタンパク質は

その一部が糖化されることで決まった立体構造ができる。

それで、タンパク質の役割を果たせる。 

元々、糖化されやすいのがタンパク質。

糖化されやすいタンパク質が

過剰の糖分の体液に

さらされると、過剰に糖化されて

硬くもろくなり、容易に代謝されなくなる。

これが老化のひとつの原因。

クリスタリンタンパク質での症状は

全身症状に先駆けて起こると考えられる!

参照:免疫の全貌と基礎

(二部 免疫の基礎、2タンパク質・3オートファジー)

2.毛様体筋肉が硬くなる。

 水晶体の厚さ調整をしている毛様体筋

に中性脂肪が着き硬くなる。

そうすると老眼になる。

筋肉が硬くなるのはいわゆる〈固太り〉と

いわれている全身症状(筋肉周りに脂肪が着く)。

これが、いち早く目に現れる。

 < 対策 >

1.水晶体が酸化されないために

 紫外線カットのメガネを着用する。

通常のメガネではほとんど紫外線のカット率が

99%ほどもある。最近では99.9%も。

けれども、メガネのサイドからも紫外線が入る。

それで、サイド漏れのないサングラスや安全メガネを

着用する。

2. 水晶体のクリスタリンたんぱく質の柔軟性確保

 食事が大切。糖尿病の予防と同じように

適切な糖質制限を実施する。

3.毛様体筋肉が硬くならないために

 〈固太り対策〉が必要。中性脂肪が体に

蓄積しないようにする。

 ★糖質過剰にならないようにする。

  過剰な糖質が中性脂肪になる。

 ★肉類などの脂肪を取り過ぎない。

 ★酢を適切に摂る。 


【 老眼とは

 人体は老化すると組織が固くなり

柔軟性がなくなる。これが目にも起きる。

水晶体の厚さ調整ができなくなる。

水晶体を厚くするためには

水晶体を取り囲んでいる円環状の筋肉を収縮させて

水晶体の面積を小さくして水晶体を厚くする

必要がある。

これができなくなる。

それで、近くを見るときには凸メガネをかける。


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